看護師は愚痴ばっかり?
看護師は仕事で関わる人間が多いことや、人命を預かるというプレッシャーからストレスが溜まりやすくなり、ついつい愚痴を言ってしまうのです。
では、具体的にどのような愚痴があるのかを紹介します。
患者への愚痴
まずは患者への愚痴です。
患者のなかには、まるで看護師を家政婦やメイドと同じように考えて、無理難題を言ってくる人もいるので、対応に追われることもあります。
また、医師の指示に従わなかったり、病室で騒いだりと、看護師をイライラさせる患者はたくさんいます。
ですが、看護師はどんな患者に対しても、基本的には笑顔で接しなくてはいけません。
どれだけ腹が立っても、相手は怪我人だったり病人のため、怒るわけにはいかないのです。
その苛立ちが、患者の悪口になってしまうのです。
新人看護師への愚痴
また、新人看護師に対しても愚痴を言いたくなってしまいます。
新人看護師のなかには、何度言っても同じミスを繰り返したり、遅刻をしてきたりする人もいます。
仕事を覚えてくれなかったり、ミスばかりを繰り返すといった、使えない新人看護師を見ていると、苛立ちが募り、愚痴の原因になってしまうのです。
そんな時には、ただ「使えない」で終わらせるのではなく、自分が新人看護師だった頃のことを思い出し、どのように対応したらよいのか考えてみるのも良いでしょう。
先輩看護師への愚痴
また、先輩看護師に対しても愚痴を言ってしまうこともあります。
先輩看護師のなかには、理不尽に怒ってきたり、日頃から嫌味を言ってくる人もいるため、その不満が愚痴になってしまうことがあります。
そんな時には、「余裕がないのだな」と考えるようにし、こちらが大人になる、もしくは理不尽な先輩看護師を反面教師にするのが良いでしょう。
看護師は性格悪すぎ?
看護師は育ちが悪い・性格が悪いというイメージで見られることがあります。
その理由は、看護師の業務はとても忙しく、ついつい患者に対してきつい言い方をしてしまうこともあるからです。
その態度を見た周囲の人のなかには、看護師は育ちが悪いのではないかと誤解してしまうのです。
また、ときには言いづらいこともハッキリ言うことが必要になるため、看護師は気が強いと誤解されてしまうことがあります。
白衣の天使というイメージがある
なぜ誤解されてしまうのかというと、それは、看護師は優しく「白衣の天使」というイメージを持っている人が多くいるからです。
優しく、笑顔で接してくれると考えていた看護師が、急にきつい言いかたをしたために、周囲から見ると性格が悪いと感じてしまうのです。
厳しい態度が必要になる
看護師の仕事は、僅かな判断ミスが人の生死にも関わるため、強く接する必要があるのです。
また、生活習慣に問題がある患者に対しては、厳しい態度で接することもあるため、偉そうだと患者が感じる場合もあります。
しかし、あくまでも患者の健康や生命を最優先しているからこその厳しい態度なのですが、患者に理解されないこともあるでしょう。
悪口を言っているイメージがある
人間関係などでストレスが溜まりやすい看護師は、患者や先輩看護師の悪口を言っているイメージで見られることがあります。
決して看護師の全てが悪口を言っているわけではありませんが、一部のイメージが全体に波及してしまっているのでしょう。
看護師という職業が、周囲から性格が悪いと見られてしまうのは、様々な印象やイメージが積み重なった結果なのです。
常識知らずの看護師?
看護師のなかには、周囲から非常識だと言われる人もいます。
なぜそのように言われるのかというと、世間知らずともとれるようなエピソードがあるからなのです。
例1:患者を放置する
ある看護師は、体調不良で病院を訪れた患者を、数時間放置していたことがあります。
原因は、看護師の記載ミスでした。
別の看護師がそのことに気がつき、患者は医師の診断を受けることができ、診断の結果は風邪症候群でした。
ですが、場合によっては生命に関わる病気だったり、感染症の可能性もあるため、看護師の責任は重大です。
看護師が非常識だと言われてしまうのは、こうしたミスが関係している場合が多いのです。
例2:タメ口で話しかける
看護師のなかには、相手が年上であってもタメ口で話しかけたり、失礼な態度をとってしまう人もいます。
例えば、子どもや学生を相手にする場合や、高齢者を相手にする場合に、自然とタメ口を使ってしまうケースもあるしょう。
忙しいためとはいえ、患者からしたら世間知らずに見えてしまうのです。
なぜ問題が発生してしまうのか?
なぜこのような看護師がいるのかというと、それは業務の忙しさに関係があります。
看護師は、日々の看護業務に追われながら、患者の健康と向き合っています。
その忙しさから、ついつい言葉や態度が乱暴になってしまうのです。
そして、患者は看護師の忙しさや大変さが理解できないため、非常識や世間知らずといった印象に感じてしまうのです。
使えない看護師の特徴は?
看護師のなかには、使えないと言われる看護師もいます。
その特徴を見てみると、性格が大きく関係している場合があります。
せっかちな人は仕事ができない?
まず、せっかちな性格の人は、仕事ができないと周囲から見られがちです。
その理由は、せっかちな人は、確認業務を怠る傾向にあります。
患者の名前と投薬する薬剤の名称を確認しないため、違う薬剤を使用してしまったり、時間を間違えたりすることがあります。
投薬のミスは患者の健康に大きく関わるため、周囲からは使えないと言われてしまうのです。
落ち着きがない人は仕事ができない?
また、落ち着きがない性格の人も、仕事できない看護師だと言われてしまいます。
名前を間違えたり、体温計を忘れたりなどといったうっかりミスを重ねていると、患者や看護師仲間から仕事ができない、使えないと見られてしまいます。
向いている人と向いていない人の特徴
看護師の仕事は、性格的に向いている人と向いてない人がいます。
看護師に向いている人は、冷静に物事を判断することができて、臨機応変な対応が可能な人です。
そして、せっかちや落ち着きがない性格の人は、ミスを起こしやすく、看護師の仕事には向かない可能性もあります。
看護師を目指すときには、自分の性格を理解して、向いているか向いていないかを考えることが必要です。
できる看護師になるには?
できる看護師の特徴は、仕事が早いということが挙げられます。
与えられた仕事をスムーズにこなし、スキマ時間を使って記録を記載することもできます。
なぜ仕事が早いのかというと、それは思考法を常に意識しているからです。
できる看護師の思考法
思考法というのは、問題が起きたときに、どういった解決をするか、そのプロセスを瞬時に理解できる能力のことです。
患者の状態を見たときに、必要な準備を終えていたり、複数の課題をスピーディにこなせることで、周囲からできる看護師だと見られるようになります。
看護師の仕事というのは、性格的なことも大きく関係していますが、それだけではできる看護師になれるわけではないのです。
できる看護師というのは、様々な問題が起きたときにも、慌てずに、すぐにどこに問題があるのかを見抜いて、最善の方法を考えることかまできるかどうかです。
思考法に性格は関係ない
思考法は、性格に関係なく学ぶことができます。
看護師の仕事というのは、軽症から重症まで様々な患者と関わることになるため、誰にどんな看護が必要なのか、どんな接し方をしたらいいのかを瞬時に判断し、実践することが必要です。
できる看護師を目指すためには、効率的に仕事をこなすことができる思考法を学ぶことも必要です。