看護師のピアスはOK?
まずはそもそも看護師がピアスをすることはOKなのでしょうか。
ピアスは多くの人が行っているおしゃれの1つですよね。
シンプルな一粒タイプから、フープ、2連、ぶら下がりなど、さまざまなデザインのピアスが存在します。
オン・オフ問わず常にピアスをつけている人も少なくはないでしょう。
しかし、看護師となると制服着用をしなければならず、清潔感や整容面に関してほかの職業より厳しいイメージが強いですよね。
ピアスを開けていること自体認められないのでは、と考えるかもしれません。
勤務先によって異なる
結論を言えば、基本的には勤務する病院のルールによって可か不可は異なります。
ただし、勤務中につけなければ、ピアス穴が開いていること自体はOKな病院が多いでしょう。
勤務中は看護に集中できるような格好を意識していても、プライベートではさまざまなお洒落を楽しみたいものです。
メリハリをつけてお洒落を楽しむ
ピアスはアクセサリーの中でもバリエーションが豊富。
ファッションのテイストに合わせていろいろなデザインをつけ、お洒落を楽しむ女性は少なくありません。
仕事とプライベートでメリハリをつけられれば、生活の充実感や仕事のモチベーションアップにも繋がります。
勤務する病院のルールを確認の上、ルールの範囲内で対応するのが良いでしょう。
新人看護師はピアスしていいの?
新人看護師として働く際、新人としてどうするべきか悩むことが多々あるかもしれません。
例えばピアスに関して迷っている方もいるでしょう。
ピアスNGの医療現場の理由とは
まず、ピアスNGの医療現場には、病院特有のピアスへのイメージがあるようです。
NGの理由とは
・清潔感を感じられない
・付着した細菌などによって院内感染を引き起こす可能性がある
・仕事中に外れたり落としたりする危険性がある
新人看護師はどこまでOK?
病院のルールで勤務中以外のピアス着用が認められているとしても、新人のうちは控えた方がいいのか、それとも自分の判断で決めて良いのか悩む方もいると思います。
個々でルールを守っていれば問題ないことは確かなのですが、職場にさまざまな人がいること、上下関係があることなどを考えると、ルールさえ守ればとは一概に言えません。
例えば、新人がピアスを開けていることに関し、職場の中には下記のように考える人もいるかもしれません。
まだ仕事を十分覚えていないうちからお洒落にかまけるなんて、仕事に対する姿勢がなっていない!
あるいは、
新人でもベテランでも関係なく、ルールの範囲内なら好きにして差し支えない☆
という自由な雰囲気の職場もあるでしょう。
見えにくい透明ピアスを先輩がしているからといって新人も真似したり、ピアス穴がOKだからといって何個も開けたり、好きに振る舞うとひんしゅくを買ってしまう可能性もあります。
男性看護師は特に注意!
男性と女性を比較すると、男性のピアスはそこまでポピュラーではありません。
そのため、男性看護師のピアスはチャラチャラしていると捉えられやすい可能性もあります。
ピアスに関しては、職場の雰囲気を考えながら慎重に判断した方が良いでしょう。
ピアスしていると就職に不利?
それでは、看護師への就職を目指して活動しているときに、ピアスをしていることは不利になるのでしょうか。
最初に結論を言うと、ピアスはしていなければしていないにこしたことはありません。
アパレルなど、ファッションに気を配ることも仕事のうちである職種は、ピアスをつけていればお洒落さのアピールにもなるでしょう。
しかし、看護師はお洒落さなどを求められる職種ではありません。
また、ピアス穴が開いていることすらNGという病院もなくはないので、就職先の選択肢を広げる意味では、ピアスは有益とは言い難いものがあります。
もうピアス穴が開いている場合
ただしピアスをもう開けてしまい、ピアス穴ができている場合や、ファーストピアスを装着中で長時間の取り外しができないという場合も考えられます。
その場合は、ピアスやピアス穴をできる限り目立たなくする方法がおすすめです。
穴が開いている場合
〇 肌の色に馴染むシールで隠す
〇 ファーストピアスは透明なものを使用する
〇 就活中はピアスを着けず、穴が目立たなくなるようにする
✕ 髪で耳を隠す
例えば肌の色に馴染むシールを貼ってピアス穴を隠す方法があります。
また、ファーストピアスを透明なものに変えて、目立たなくするのも1つです。
長期間ピアスをつけなければ、穴は目立たなくなるので、就活中はオフでもピアスを着けないなどの対策もできます。
なお、髪で耳を隠す方法は、顔周りがもたつき、清潔感なくみられたり、自信なさげな印象にみられたり、マイナスなイメージになる可能性があるため、おすすめできません。
ボディーピアスは目立たない
どうしてもピアスを開けたいなら、ばれない場所に開けるのも1つの方法でしょう。
耳たぶに穴を開けるのは一般的にファッションピアス、そのほかの体の部位に開けるのはボディピアスと分類されます。
耳たぶは顔のすぐ横にあり、人の目につきやすいので目立ちますが、それ以外の部分に開ければ気付かれない可能性があります。
へそピアス
例えば、最もばれる可能性が低いのはおへそです。
おへそはボディピアスの場所としては非常にポピュラーです。
へそ出しの短いトップスなどを着ない限り、普段は服に隠れてしまうので、隠しておくのはさほど難しくありません。
軟骨ピアス
また、耳の軟骨部分は耳たぶよりは目立たない場所です。
いかつい印象を与えてしまう
ただし、ボディピアスはファッションピアスよりもいかつい印象がつきやすく、見つかると身構えられてしまう可能性があります。
ボディピアスの太さはg(ゲージ)と呼ばれ、複数の種類があります。
おへそや軟骨に開ける場合、一般的なのは14g。
ここからゲージを上げるごとにピアスが太くなり、穴も大きくなって目立ちやすくなるので注意が必要です。
また、普段は衣服に隠れる場所であっても、着替えのタイミングでほかの人に見られてばれてしまう可能性もあるので、こちらも気を付けましょう。
これからピアスを開けたい場合
これからピアスを開けるか迷うなら、さまざまなことを加味しながら判断するのが良いでしょう。
例えば就活を控えている場合、就活において不利にならないよう、ピアスやピアス穴を目立たなくする工夫は可能かを考える必要があります。
ピアス穴の消毒は必須!
また、ピアスは開けた後そのままにしておけば良いわけではなく、消毒などしっかり処置しなければなりません。
ピアス穴は化膿しやすい部分です。
しっかり処置しなければ、細菌が繁殖し感染リスクを上げてしまう可能性もあります。
衛生面に一際気を配らなければならない病院においてこれは致命的です。
ピアス穴OKの病院に勤務する場合でも、ピアス穴の衛生管理は十分意識しましょう。
ピアスで運命が変わる?
なお、ピアスは開ける位置や開ける場所によって運命が変わるとも言われています。
奇数のピアスが幸運を呼ぶという説もありますが、いくら奇数とは言え、あまりにも数が多いのは考えものです。
看護師として、同僚や患者さんの信頼を得ながら働くには、印象もとても大切になってきます。
いくつもピアスが開いていることで、周りの人になんとなく敬遠されてしまう可能性もあります。
同僚や患者さんと距離が開いてしまったら満足な仕事はできませんよね。
ピアス穴は多くても3つ以内にしておいた方が良いでしょう。