仕事に行きたくない理由とは?
看護師が仕事に行きたくないと思う原因はなんでしょうか?
職場でよくある悩みの中で、下記のことが原因となるケースが多いようです。
小さなミスを過剰に悩んでつらいと感じてしまう
看護師の仕事は人命に関わるので小さなミスも許されないイメージがあります。
そのような状況も少なくありませんが、仕事そのものへの影響がほとんどない小さなミスなら珍しくありません。
ミスをしても周囲が迅速にフォローしてくれることが多いので、大きなトラブルには至らないと言えます。
しかし経験が乏しい新人看護師は取り返しのつかないミスをしたと深く悩んでしまい、遂には看護師の仕事をつらいと感じてしまうようになります。
こうなると仕事へ行くことそのものを苦痛だと思うようになってしまうので危険です。
看護師として働くようになってから1年目辺りに、このような悩みを抱きやすい傾向があります。
上手な人間関係の構築ができない
新人看護師は職場の人間関係に悩みやすいとされています。
看護師に限らず複数の人が一緒に働く現場では、自然に仲が良い人同士でグループが形成されるものです。
新人は誰がどのグループに属しているのかが分からず、距離感も把握できないので衝突しやすいと言えます。
職場内での人間関係は範囲が狭い分、濃度が高いのでつらいと感じやすいのも事実です。
誰に対してどう接するべきかが分からず、遂には同じ場所にいることが苦痛に思えてしまい、仕事そのものへの忌避感を抱いてしまうのです。
新人看護師の悩みとは?
新人看護師が仕事できないと悩み、うつになってしまうのはあるあるな事柄です。
また、自分がイメージしていた看護師と実際の現場のギャップも悩みの原因と言えます。
いきなり過酷な現場へ
看護師としての基本的な知識は看護学校で習っているものの、実際に医療現場で働くと考えるよりも先に体を動かす必要に迫られることが多々あります。
知識だけが豊富で実務経験がほぼ皆無な新人看護師がいきなり過酷な医療現場に放り込まれてしまう形になります。
そのため、仕事についていけなくなって辛いと感じてしまい、自分は仕事できない役立たずだと悩んでしまうのです。
自分を責め続けた挙句にうつを患ってしまい、終いには看護師を辞めてしまうのも新人あるあると言えるでしょう。
長時間勤務や昼夜逆転の生活も新人看護師ならではの悩みです。
イメージとのギャップ
看護師は患者に寄り添って優しく接する白衣の天使というイメージを抱く人ほど、実際の医療現場を見るとギャップの大きさに打ちのめされてしまいます。
常に人命第一である医療現場は一時も時間を無駄にできません。
看護師の仕事も決して世間のイメージのような優しく美しいものではなく、怒号を浴びながらあちこちに動き回り、時には汚物を処理するなど過酷なものです。
新人看護師はイメージと現実のギャップを目の当たりにするので、余計に自分の境遇を悩んでしまうようになります。
看護師のズル休みの理由とは?
どのような看護師も一度くらいは仕事を休んだ経験があるものですが、その理由は自身の体調不良や身近な人の訃報など様々です。
子供を理由にしてズル休みをする看護師は稀に存在する
子供がいる看護師の場合、子供の体調不良を理由に仕事を休むことがありますが、そのすべてが本当の理由とは限りません。
中には子供の存在を上手に利用してズル休みをする人も稀に存在します。
看護師を雇っている病院もいちいち本当であるかを確認はしないので、結果的にズル休みが野放しになっていると言えるでしょう。
しかし、休む頻度が高いとさすがに疑問視されるため、ズル休みをする人はある程度日数を空けるなど相応の工夫をしています。
リフレッシュをしたいためにズル休みをする看護師
子供の病気や身内の不幸など、もっともらしい理由でズル休みをする人の多くはリフレッシュが目的です。
何日も仕事を続けて嫌気がさしてしまい、そのような状況を改善させるために自発的なリフレッシュ休暇を取ろうと考えます。
しかし、正直にリフレッシュを目的に休みたいと言っても受け入れてくれるとは限らないのです。
仮に休みが取れたとしても勝手な理由で休んだと周りから白い目で見られる可能性は否定できません。
嘘の理由を作るのは「そのような理由なら休むのは仕方がない」と周りに思わせ、自分のズル休みを正当化するためです。
看護師に向いていない人とは?
看護師に向いていない人はいくつかの特徴があります。
その中でも下記のものは特に不向きとされています。
粗暴で自分勝手な人
患者など多くの人と接する機会が多い看護師は細かい部分に気が付く観察眼が重視される仕事です。
そのため、がさつで気が散りやすい人は不向きと言えるでしょう。
また、他の看護師との協調性がない人も問題があります。
医療現場はチームワークが求められるため、意思を共有できないと適切な行動を取ることができません。
患者が危険な状態に陥ってしまうおそれもあるので、自分勝手な人は医療現場には相応しくないと言えます。
何事も自分中心でなければ気が済まない性格の人はもちろん、理解力が乏しく周囲の動きが把握できない人も看護師に向いていません。
医師や他の看護師の指示に従わない人
医療現場における協調性は他の人の指示に対して迅速に対処できることを意味するのが普通です。
医師が患者に対して急性期と診断した場合、速やかに検査や手術などの準備を行う必要があります。
医師からは患者が急性期であるとだけ伝えられることも少なくないため、患者の容態に合わせた準備が不可欠です。
このような場合、経験を積んだ他の看護師から指示されることがありますが、他の人からの指示に対して特別な理由もないのに従わない人はトラブルの発生源になると言えるでしょう。
現場が混乱する原因にもなるので、指示に従うことができない人は看護師の仕事に就かないのが賢明です。
自信がない看護師はどうすればいい?
どんなベテラン看護師も最初から仕事が出来る看護師だったわけではありません。
では、どのように乗り越え自信をつけていくのでしょうか?
看護の知識を持つことが自信に繋がる
一見すると自信たっぷりでミスをしない、完璧に見える人も看護師になりたての頃は仕事に必要な知識がないためにミスをした経験があるものです。
出来る看護師は知識がないままで終わらせるのではなく、知識を持つための方法を考えて実行します。
自分の問題点を客観的に考え、その問題点を解消するために行動する思考法を持つのが自信をつけるための第一歩と言えるでしょう。
ポジティブに考える思考法も重要
自信が持てず、仕事でもミスをすることを理由に自分には看護師としての適性がないと判断するのは早計です。
看護師としての自信が持てないのは自分がだめな人間だとネガティブな考えに陥っていることが原因と言えます。
自分こそが看護師に相応しい人材であり、看護師の仕事は天職であるとポジティブに捉える思考法が自信を持つための必須条件と言えるでしょう。
仮に仕事でミスをしてもそのことで自分を責めるのではなく、この方法ではミスに繋がることが分かったとポジティブに考えることで仕事を楽しいと感じるようになります。
出来る看護師の多くは自信に満ち溢れているように見えますが、これは何事もポジティブに考え、活き活きとしながら仕事に取り組んでいるためです。