看護師の通勤服とは?
看護師が仕事に行くときは、どのような服装をするのが適当なのでしょうか。
ここでは、新人看護師、先輩看護師の通勤服をそれぞれ紹介していきます。
新人看護師の場合
新人看護師が服装を選ぶ時には、どんなポイントがあるのでしょうか。
〇 清潔感があって控えめな印象
× カジュアルすぎる服装
× 露出が多い服装
新人看護師に適しているのは、清潔感があって控えめな印象の通勤服です。
スカート派の人は、ベージュ系やネイビー系のワンピースなどを選ぶと好印象が与えられる可能性があります。
パンツ派の人は、ストレートパンツにカットソーやシャツを合わせたスタイルなどが通勤服に適しています。
新人看護師がカジュアルすぎる服装をすると、仕事への意欲を疑われたり「常識を知らない」と思われたりする可能性がでてきます。
露出が多いトップスなどを通勤服に選ぶのは、避けたほうが無難です。
先輩看護師の場合
次に、べテラン先輩看護師が服装を選ぶポイントを紹介していきます。
選ぶポイント
- 清潔感がある
- 着替えやすい
- だらしない印象を与えない服装
ベテランの先輩看護師の場合も、清潔感がある通勤服を選ぶ必要があります。
仕事に慣れてくると、通勤服を選ぶときにも着替えやすいことが最優先事項になってくるようです。
実際、カットソーとジーンズの組み合わせなどは、看護師の間でも人気です。
このような通勤服を選ぶときには、見た人にだらしない印象を与えないように気をつけることが大切です。
襟つきのカットソーを選んだり、ローヒールのパンプスを履いたりすれば、出勤にも適したカジュアルスタイルが完成するでしょう。
看護師の身だしなみポイントとは?
患者と接することが多い看護師は、仕事中の身だしなみにも気をつけなければなりません。
職場によっては、身だしなみのルールが定められている場合もあります。
チェックリストなどを作って気を配っておきたいのが、次の3つのポイントです。
髪型
髪型は印象を与える大きなポイントのひとつになっているため、以下のことに注意しましょう。
髪型の注意点
- 清潔感がある
- 動いても崩れないようにまとめる
- 顔に髪がかからないようにする
- ピンなどを使用して髪を止める
看護師の髪型は、清潔感が重視されます。
また、動き回ったときに髪が崩れてこないことも看護師の仕事では重要です。
ロングやセミロングの人は、アップスタイルにしたり後ろで髪を束ねたりして、顔に髪がかからないようにしましょう。
前髪が長い人は、ピンなどを使って髪をとめておくと清潔な印象を与えられます。
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爪
人の体に触れることがある看護師は、爪の衛生にも注意が必要です。
長く伸ばした爪やネイルアートなどを施した爪は、見た人に不潔な印象を与えかねません。
爪が長い人は、手洗いの際に爪のなかがよく洗えなかったり、うっかり爪先で皮膚を傷つけたりすることもあります。
感染症などを防ぐためにも、手の爪は適当な長さにそろえておきましょう。
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足元
看護師の足元は、思いのほか人目につきやすい部分です。
シューズが汚れていたり、ストッキングが伝線していたりすると、清潔感が損なわれることがあるため注意をしましょう。
白衣の種類&特徴とは?
看護師が身につける白衣には、いろいろなバリエーションがあります。
以下では、人気がある白衣の種類とそれぞれの特徴をまとめてみました。
ナース服
外来診療の際に看護師がよく着ているのが、ナース服です。
ナース服には、ワンピースタイプやジャケットとパンツがセットになったツーピースタイプなどがあります。
ナース服はさまざまな色、デザインのものが登場しており、医療機関によって採用しているユニフォームが異なります。
スクラブ
スクラブはVネックの襟が特徴になっており、ゆったりと着られるようにデザインされています。
動きやすいことや素材が丈夫で洗濯がしやすいことなどは、この白衣のメリットです。
スクラブは、同色のパンツと組み合わせて着用することも多々あります。
医療機関では、看護師のほかにも医師や理学療法士などのさまざまな医療スタッフがスクラブを身につけています。
ケーシー
首元がハイネックにデザインされているトップスが、ケーシーです。
ケーシーも動きやすいデザインが特徴で、パンツと組み合わせて着用する場合が多くなっています。
理髪店のユニフォームがもとになっているこの白衣は、看護師、医師、歯科医師などの医療スタッフが身につけています。
白衣の下は何を着たらいいの?
ナース服やスクラブなどの白衣を着るときは、なかに何を着ればいいかで迷ってしまうかもしれませんね。
白衣の下の服装について、ここでは紹介していきます。
選ぶときのポイント
白衣の下に着る服を選ぶときのポイントは、上から透けて見えないかどうかです。
〇 透けないもの
〇 動きやすいもの
〇 吸湿性があるもの
× 明るい色のインナー
× 凹凸のあるインナー
× 体を締めつけるボディスーツやガードル
ホワイトなどの淡い色の白衣は、下に着ている服が透けて見えてしまうことがあります。
明るい色や凹凸のあるインナーなどは、透けないかどうかを確認してから身につけたほうが無難です。
動きやすさも、白衣の下の服装を選ぶときのポイントです。
体を締めつけるボディスーツやガードルは、仕事中の体の動きを妨げる恐れがあります。
汗をかいたときのことを考えて、適度な吸湿性があるアイテムを選ぶのも服装選びのポイントと言えるでしょう。
おすすめの服装
看護師の仕事におすすめなのが、ユニクロなどのアパレルメーカーが発売しているインナーです。
メリット
- シンプルなデザイン(コットン、天然素材) … 肌ストレスがない、動きやすい
- ベージュやオフホワイトなどの淡い色 … 白衣の上から透けない
コットンなどの天然素材を使ったシンプルなデザインのインナーは、皮膚に触れたときのストレスが少なく、動きやすいというメリットがあります。
ベージュやオフホワイトなどの淡い色を選べば、白衣の上からインナーが透けて見えてしまう心配も少ないでしょう。
季節やシーンに合わせて使い分けができるように、長袖や半袖、ノースリーブなどの異なるタイプのインナーを揃えておくと便利です。
白衣の色が患者に与える印象とは?
白衣は、色によってイメージが変わります。医療機関では、患者に与える印象を考えて白衣の色を選んでいることがあります。
どのような色理由があるのかや白衣の色分けの仕方について知っていると、仕事でも役立つかもしれません。
ホワイトの白衣
病院の白衣にホワイトが多いのには、いろいろな理由があります。
たとえば、汚れが目立ちやすいことです。
ホワイトは、血液などの汚れがついたときにすぐにわかります。
そのため、医療機関によっては衛生的な理由からこのような色をユニフォームに取り入れています。
ホワイトの白衣は、清潔感や信頼感を見た人に与えられるのがメリットです。
カーディガン色と組み合わせることで、「冷たい」などのネガティブなイメージも適度に緩和することが可能です。
ブルーの白衣
ブルーは、目に優しく癒しを感じさせるカラーです。
医療機関では、受診した人にリラックスをして診療を受けてもらうために、このような色の白衣を取り入れるケースが増えています。
ホワイトの白衣と同様に、清潔感や信頼感を見た人に与えられるのがブルーの白衣のメリットです。
ピンクの白衣
ピンクの白衣は、一般的に「優しい」や「親しみやすい」などの印象を与えます。
こういったソフトな色は緊張感を和らげてくれる可能性が高いため、医療機関ではナース服などの看護師のユニフォームに取り入れることがあります。