家賃や設備は？看護師寮のメリットとは
一般的に看護師寮の家賃は安いです。
正確に言うと家賃の一部または全部を病院側が負担してくれるのがその理由です。
周辺の賃貸の相場から見ても、通常は安く利用できるケースが多いです。
当然毎日の通勤のことも考慮されており、大体の看護師寮は勤務先の病院の近くにあります。
充実した設備
家賃が安いことに加え、寮の設備についても、整っているところが増えてきてるようです。
テーブルやエアコンなど、必要な家具家電は一通り揃えてくれています。
また生活に必要なグッズをレンタルできる制度を導入している病院もあるので、事前に確認してみましょう。
防犯カメラやオートロックなど、セキュリティー管理も行き届いている寮もありますので、特に女性には安心な環境です。
手間や負担が少ない
他のメリットとしては、自分で賃貸物件を探す、賃貸契約を交わすといった手間暇がかからない、敷金礼金といった一時的な出費が抑えられるといった点も挙げられます。
もちろん更新料や保険料も支払わなくてもよい、もしくは負担が軽いケースもあります。
退去時の手続きなどの手間もかかりません。
入寮すれば勤務先の先輩方も住んでいるので、困りごとがあった時の相談もしやすいといったメリットもあります。
初めて住む土地であれば、その土地のことなど、色々な情報を得られるといった点も嬉しいところです。
門限は？看護師寮のデメリットとは
看護師寮は一般的に病院から近い範囲が選ばれます。
そのため病院が緊急時で人が足りなくなった場合、遠方に住んでいる看護師と比べて呼び出しが多い傾向がある点がデメリットとしてあります。
緊急時は一刻を争う場合も多く人手が必要になりますので、この点については認識しておいた方がよさそうです。
しかし毎回緊急時の呼び出しに応じると生活リズムが不規則になりますので、勤務先の上長とも相談をしておいた方がよさそうです。
プライベートとの区別がつきにくい
他のデメリットとしては、良くも悪くも職場の同僚や先輩と同じ建物に住んでいるという点が挙げられます。
当然非番の日も顔を合わせることがあるので、時には仕事の話になることがあるかもしれません。
このことから仕事とプライベートの区別がつきにくく、気が休まらないことがあるかもしれません。
場合によっては、食事や飲みのお誘いが頻繁にあるかもしれませんので、金銭的な管理について気を使う可能性もあります。
門限や制限
他にも、寮であることから物件範囲はおのずと制限されます。
そのため自分が住みたい環境の所に住むことができないことがあります。
寮によっては門限を設けているところもありますので、生活スタイルについても制限されることがあります。
また、電気ガス水道などの光熱費については自分で負担することが多いようです。
看護師寮の種類
看護師寮の種類については、下記のものがあります。
・おおまかに１つのアパートやマンションを丸々１棟病院が借りてしまう借り上げ型
・病院の敷地内やすぐ近くに設置されている病院所有型
・単身者や独身者向けの独身寮
・女性しか入居できない女子寮
・18歳未満の子どもがいる母子家庭向けの施設である母子寮
それぞれのメリットとは
・借り上げ型の看護師寮
借り上げ型の看護師寮は、賃貸契約や引っ越しの負担などが大幅に軽減される点でメリットがあります。
当然所定の物件に住むことになるので、好みの所に住むことが出来ないのはデメリットと言えます。
・病院所有型の寮
病院所有型の寮は、通勤に大変便利である点が非常に嬉しいところです。
反面すぐ近くなので、緊急の呼び出しなどで連絡が来やすいといった点もあります。
・独身寮
独身寮は病院側が住居費を負担してくれることが多いので、安く生活できる点が大きなメリットと言えます。
また食事の提供サービスがついている寮も多いです。
・女子寮
女子寮については、セキュリティー面での管理がしっかりしているところが多いので、安心して住むことが出来ます。
食事時間や入浴時間もある程度管理されていますので、規則正しい生活が送れます。
・母子寮
母子寮は児童福祉法に基づく母子生活支援施設です。
そのため家庭環境に配慮された生活を送ることが出来ます。
看護師寮のルール｜みんなの疑問
看護師寮は物件によって、きちんとした規則を設けているところがあります。
そのため基本的には規則にのっとった使い方や生活の仕方をするのが基本になってきます。
特に同じ職場の人が同じ建物内で生活する訳ですから、顔を合わせたらきちんと挨拶するなどのマナーやモラルは守った方がよさそうです。
ルールは早めに確認する
寮の規則については、入居者が決めた暗黙のルールが存在する場合もあります。
共用物がある場合などは、使い方について紙面には載っていないルールがある場合もあります。
ルールについては、先輩などに早いうちに聞き取りをしておくのがベターです。
先輩や同僚もいるため、ルールを守らないと職場にも影響が出てしまう可能性があります。
家賃について
家賃については、病院側が一部または全部を負担してくれるケースが一般的です。
普段生活をするうえでの光熱費については、自分で負担する場合が多いようです。
間取りについて
間取りも基本的には同じと考えていいですが、物件によっては多少違うこともあります。
単身者や家族など、様々な世帯形態にあわせ、色々な間取りを用意してある寮も存在します。
また、入寮希望者が多い場合には、勤続年数に応じた入居制限を設けている寮もあります。
このような場合、３年から５年くらい住んでいると、退寮について相談を持ちかけられるケースもあるようです。
ペットについて
ペットについては、多くの看護師寮が禁止としています。
そのため、どうしてもペットを飼いたい場合は、自分でペットが飼えるアパートやマンションを探す人が多いです。
看護師寮の挨拶はどうすればいいの？
入寮が決まった場合、大抵は管理人さんに会って、寮の使い方などについてレクチャーを受ける場合が多いです。
レクチャーが無かったとしても、社会人として最初に管理人さんに挨拶は済ませておきましょう。
生活をするうえでの困り事や寮のルールについてなど、相談することが多い人になるためです。
しっかりと挨拶はすること
核家族化や近所付き合いの疎遠さなどで、隣近所に「挨拶しなくてもいい？」と考える人もいるようです。
しかしながら看護師寮では、最初にしっかりと挨拶をしておくと心得ておきましょう。
住むのはただのお隣さんではなく、仕事先の先輩や同僚です。
職場先での人間関係をスムーズにする目的も含め、しっかり挨拶をしておきましょう。
仲良くなれば、公私ともにメリットが多くなる場合も多いです。
挨拶が難しい場合
また入居者全員に挨拶するのが大変な場合は、挨拶の範囲について管理人さんと相談するといいでしょう。
また看護師という仕事上、勤務時間帯は人によってバラバラです。
そのため訪ねても留守であることも珍しくありません。
そのような時は簡単でもいいので挨拶状をつくり、ドアのポストに入れておきましょう。
挨拶の際は挨拶替わりにといってお菓子など粗品を一緒に渡すこともあります。
粗品についてはハンドタオルやティッシュ、ラップなど生活用品を準備する人が多いようです。
価格帯は1000円前後が一般的ですが、粗品の数が多い場合は、負担が大きいので安くしても良いと思います。
