病院お礼状はどんな時に出すの?出さなくてもいい?
転職活動をする中で、病院見学をすることがありますよね。
病院を見学したら、お礼状を書くようにしましょう。
お礼状は、必ず書かなければならないものではありません。
実際に見学をして、その病院の印象が良く、転職したいという気持ちを持っている場合には、書くようにしましょう。
お礼状を書く理由としては、病院側に自分の印象を強く残し、好印象を与えるためということが挙げられます。
送るタイミング
手紙の場合、送るタイミングは、病院見学後できるだけ早めが望ましいです。
郵送には時間がかかるため、見学日当日に作成し、翌日には発送できるようにしましょう。
メールで送る場合は、当日中に送るようにします。
内容が、形式的な文章だけになってしまわないように注意し、自分自身で考えた文章にすることが大切です。
コピペだらけの文章は、相手にすぐ見抜かれてしまいます。
出すのが遅れた場合
お礼状を出すのが遅れた場合に、つい、もう出さなくてもいい?と思ってしまいがちですが、その病院へ転職したい気持ちがあるのであれば、気付いたタイミングですぐに出すようにしましょう。
遅れても出す方が、出さないよりも好印象を与えることができます。
その場合、お礼状が遅れてしまったお詫びの気持ちを、添えるようにしましょう。
お礼状手紙の書き方とは
お礼状の手紙のような丁寧な文章を書いたことがない、という方も多いのではないでしょうか。
手紙で書くべきなのか、メールでもよいのか、縦書きなのか、横書きなのか等。
より良い印象を与えることができる方法は何でしょうか。
縦書きの手紙がベスト
手紙でお礼状を書く場合、書き方には横書きと縦書きがありますが、迷った時には、縦書きを選ぶようにしましょう。
縦書きの印象とは
縦書きの文章は、相手にしっかりした印象を与えることができるため、より丁寧な印象を与えたい場合や、目上の人へ送る場合に適しています。
お礼状の場合は、カジュアルというよりもビジネスの場になるため、縦書きの方が相応しいでしょう。
横書きの印象とは
一方で、横書きの文章は、カジュアルな印象や、柔らかい印象を与えたい場合に適しています。
メールやネットでは基本的に横書きのため、横書きの方が馴染み深いかもしれませんが、相手との関係性や、状況に応じて使い分けることが大切です。
宛名の名前は?
そして、宛先には、実際に見学を担当してくれた方を選ぶようにしましょう。
病院見学は、看護師長や人事担当の人が担当することが多いです。
書き方の手順
手紙の構成は次のようにすると良いでしょう。
1. 書き出しは拝啓とし、時候の挨拶から始めるようにします
2. まずは、病院見学に関しての簡単なお礼の気持ちを述べます
3. 次に、病院見学で感じた印象、自分の熱意などを自分自身の言葉で伝えるようにしましょう
4. さらに、看護師としての抱負などを加えておくことで、相手に良い印象を与えることができます
※ダラダラと書き続けるのではなく、相手が読みやすくなるように、適宜改行をすることも大切です
5. そして、文面の最後に、結びになる一文と、結語である敬具を添えれば、きれいなお礼状の文面が完成
宛名の書き方/便箋の折り方とは?
上手く手紙を書くことができても、それで終わりではありません。
封筒への入れ方や封筒の書き方なども丁寧にすることで、より好印象を与えることができるでしょう。
便箋の折り方
便箋は、三つ折りにして封筒に入れます。
四つ折りよりも三つ折りの方が、折り筋が少なくて済むため、文章が読みやすくなるからです。
三つ折りの折り方には、いくつかの方法があります。
A4サイズの便箋の場合、二枚の便箋を使うと、簡単に三つ折りにすることができます。
- 三つ折りにしたい便箋の上に、縦横の向きを変えるようにして、もう一枚の便箋を置きます
- その時に、二枚の紙の角をどこか一点合わせるようにします
- 上に置いた便箋からはみ出した部分が、だいたい三分の一の大きさになるため、そこで折ります
- そして、残った部分を、付いた折り筋に合わせて折れば、三つ折りが完成します
- 開いた時に読みやすくなるよう、便箋の下を先に畳み、次に上をかぶせるようにしましょう。
封筒の入れ方
封筒には、封筒向き横書き、いわゆる洋封筒を選んでも問題ありません。
その場合、横書き封筒の入れ方や向きには、ポイントを押さえておく必要があります。
宛名を書いている面を上に置き、折り畳んだ便箋の右下に書き出し部分がくるようにしながら入れるようにしましょう。
封筒の書き方
封筒の書き方にも注意が必要です。
洋封筒の場合でも表書きは縦書きにした方が、より丁寧でしっかりした印象になります。
病院名と担当者名だけでなく、部署名や肩書なども忘れずに記載するようにしましょう。
宛名複数ある場合は、役職の高い人から順番に書いていきます。
手紙お礼状の例文
病院見学のお礼状では、自分の言葉でお礼の言葉や熱意を伝えることが大切ですが、社会人として頭語や結語、書き出しや時候の挨拶など、必要最低限のマナーを守ることも大切です。
また、お礼状を送るのが遅くなってしまった場合には、担当者が記憶を結び付けやすくなるよう、お世話になった日を書いておくとよいでしょう。
手紙例文
ここでは、手紙のお礼状の紹介していきます。
拝啓
立春の候、ますますご盛栄のことと慶び申し上げます。
先日の病院見学では、お忙しい中、貴重なお時間を頂きまして、誠に有難うございました。
実際に現場を拝見させて頂き、貴院のスタッフの熱意溢れる様子や、患者様への丁寧な対応に大変感動致しました。
また、同じ職種内の連携の良さだけでなく、他の職種間における連携の良さにとても感銘を受けました。
チームワークの良い貴院では、よりハイレベルな医療が提供できるようになるのではと感じ、貴院で働きたいという気持ちが一層高まりました。
今後は、医療に貢献できる看護師になれるよう、より一層、スキルアップを図っていきたいと考えております。
まずは略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます。
敬具
令和〇年〇月〇日
〇〇〇〇(名前)
医療法人〇〇会〇〇病院
〇〇課
〇〇〇〇様
メールお礼状の送り方とは
メールでお礼状を送る場合にも、注意すべきポイントがあります。
お礼メールを送る場合は、頭語や結語、時候の挨拶などといった、手紙の場合に必要な文言は、記載する必要がありません。
ここで紹介する例文を、参考にしてみてください。
メール例文
病院からお礼メールの返信が来る場合もあります。
その場合は、件名はそのままにし、簡潔な文章を心掛けて、すみやかに返信するようにしましょう。
件名:病院見学のお礼
本文:
医療法人〇〇会〇〇病院
〇〇課
〇〇〇〇様
本日、病院見学をさせて頂いた〇〇〇〇(名前)と申します。
お忙しい中、貴重なお時間を頂きまして、誠に有難うございました。
見学の際には、実際に現場を拝見することができ、チームワークの良さや、熱意を持って仕事をしている皆様の姿に大変感動しました。
また、真摯に対応するスタッフによって、患者様の不安そうな顔が和らいでいく姿を拝見し、とてもあたたかい医療現場だと感じました。
そして、そのような貴院で、私も仕事をしたいという気持ちがより強まりました。
今後は、即戦力として活躍できるよう、知識や経験を積み重ね、看護師としてより一層スキルアップを図っていきたいと考えております。
何卒、宜しくお願い致します。
〇〇〇〇(名前)
メールアドレス〇〇@〇〇
住所〇〇〇
電話番号〇〇〇