看護師の通勤時間はどれくらい?
決して楽ではない看護師の仕事で、常に最大限のパフォーマンスを発揮するには、体調管理を徹底して行うことも大切ですよね。
無理のない通勤環境を整える
その一環として、通勤時間や通勤手段のことも、よく考えなければいけません。
行ったり来たりをするだけで疲れるようでは業務への支障となりかねず、特に働きはじめで慣れない内は負担に感じやすくなるでしょう。
できるだけ無理のない通勤環境を整えることで、無用な体力の消費を回避できるはずです。
看護師の通勤時間とは?
では、世の看護師の通勤時間はどの程度なのかというと、1時間くらいを掛けて通っているという人が目立ちます。
往復にすると2時間であり、これが日々のこととなると、通勤だけで相当な時間を費やしていることが分かりますよね。
通勤時間を考えて職場を選ぶ
もちろん車か電車か、もしくはその他の手段なのかによって手間は違ってきますが、いずれにせよ家から職場までの距離が遠いと、それだけで大きな苦労が伴うことが考えられます。
加えて、電車やバスなどを利用するのなら、定期代といった費用負担も増すわけであり、通勤手当だけではカバーできないこともあるでしょう。
新たな勤め先を探すにあたり、業務内容や職場の雰囲気なども大切ですが、通勤のことも留意しながら選び出す必要がありそうですね。
看護師の通勤手段とは?
一口に通勤手段と言っても様々な選択肢があります。
電車通勤をはじめ、自転車や自家用車など、各自で都合の良い方法を考えてみましょう。
電車やバスはタイミングが限られてしまう
自転車やマイカーでの移動ならば自由に行動ができますが、電車やバスといった公共の交通手段を選ぶ場合は、発着の時間も考慮しなければいけません。
そこまで交通の便が発達していないエリアですと、利用できるタイミングも限られてしまうものですので、時刻表も踏まえながら判断をする必要があるでしょう。
夜勤の場合は利用できない
夜勤がある看護師の場合ですと、夜間の移動のことも考えなければいけません。
仮に3交代制のシフトならば、夕刻に家を出て深夜に帰宅をする日もありますし、その場合はバスなどを利用することができません。
勤め先が家から近いようなら徒歩や自転車などで済むかもしれませんが、そうではない場合は帰宅時に毎回苦労をする羽目になるでしょう。
徒歩や自転車は危険性が高い
また、夜遅い時間帯の帰宅ですと、安全面への懸念も生じてしまうものです。
女性の場合は危険性が高まりますし、仕事で疲れている中、不安を感じながら帰宅をするのも辛いものですよね。
安心をして帰路につくためにも、夜間移動のことも加味しつつ、通勤方法をよく模索することが推奨されます。
電車通勤のメリットとは?
電車通勤をしながら通う看護師も多いですが、平均的な通勤時間はどのくらいなのでしょうか。
1時間は長い?
1時間程度という人も少なくないものの、これは比較的長めの所要時間でもあり、この辺りを限界に感じるという声も目立ちます。
理想としては30分以内で、このくらいの時間ならばそれほど負担には感じないようです。
しかしながら、現実的には長い時間を掛けて通う人も多いわけですが、その一方ではメリットもあります。
長い電車通勤のメリット、それは移動時間を有効に使えることです。
電車通勤の時間の使い方とは
その日のスケジュールの整理や勉強時間に当てる、あるいは趣味の読書などの時間に費やすといったこともできるでしょう。
何も考えずに乗っているだけですと、単なる移動時間になってしまいますが、やることを決めて乗車をすれば、長い通勤も有意義な時間となるはずです。
また、何かに取り組んでいると時間は早く過ぎていくもので、あっという間に目的地へと到着したように感じるものです。
長い通勤時間はメリットにもなる
したがって、もしも通勤時間が長くなりそうでも、悲観的になる必要はないと言えます。
電車通勤を日々の苦痛の時間とするか、それとも有意義に過ごすための大切な時間とするかは各自の意識次第であって、メリットにもデメリットにもなり得るのです。
渋滞がない
電車通勤には渋滞が無いため、自宅を出る時間や、バスに乗る時間などのスケジュールが立てやすいこともメリットになるでしょう。
しかし、事故などの影響で電車が動かなくなってしまう場合もあるので注意しておく必要があります。
自転車通勤のメリットとは?
比較的、職場までの距離が近いようなら、自転車通勤を視野に入れるのも良いかもしれません。
通勤距離の上限とは?
通える距離は人によってバラバラですが、通勤であることを考慮すると、片道20kmを上限に考えておいた方が良いでしょう。
これ以上となると負担が大きくなりますし、特に運動習慣がない人ですとかなりの重労働になり得ます。
天候に注意
また、注意点として天候の問題もあります。
雨に降られるなどすると大変で、勤め先に着いた時にメイクや髪型が崩れていると仕事どころではないですよね。
職場は近いに越したことはありませんので、無理のない距離で考えておきましょう。
自転車通勤のメリットとは?
大変さもある一方ではメリットもあります。ひとつは交通費の節約になることです。
自転車さえ手に入れてしまえば、定期代やガソリン代などで費用が掛かる心配がありません。
たまに必要になるメンテナンスも少額で行うことができることから、維持に掛かる費用負担も少なくて済みます。
節約をしたい人にも打って付けで、貯金などのためにあえて自転車を選ぶのも良いかもしれませんね。
美容や健康面にも効果的
自転車通勤は、美容や健康面への嬉しい効果があるのもメリットでしょう。
看護師は生活習慣が不規則になりがちで、その影響でホルモンバランスが乱れるなどのトラブルも考えられます。
とはいえ、運動習慣を日々に取り入れるのは大変ですが、自転車通勤にすることで、運動をしながら通勤も行えるという一石二鳥の手段にすることができるのです。
ダイエットに成功をしたという人も中にはおり、女性看護師から案外人気の移動手段でもあるのです。
夜勤の通勤時間は1時間が限界?
夜勤のある看護師の場合は、夜の移動についてしっかりと考えておかなければいけません。
長時間通勤は負担が大きい
ただでさえ負担に感じやすい夜勤をする中、職場に行くまでに疲れてしまうのは考えものですし、仕事終わりのヘトヘトの状態で長い帰宅時間を過ごすのも苦労が伴います。
では、夜勤の通勤時間はどのくらいが良いのかと言えば、長くても片道1時間程度に留めることが推奨されます。
疲労が蓄積しやすい夜勤を行うにあたり、長時間通勤を行うのは負担が大きくなることが予想されるからです。
志望する病院を考えなおす
中には、志望をする病院が遠方で、それでもどうしても通いたいという人もいるでしょう。
ただ、それがもし2時間以上も掛かるようなら、考えを改めることも必要かもしれません。
夜勤の経験者で、そのライフスタイルに慣れている人ならまだしも、夜勤が初めてで尚且つ長時間通勤をする場合は、きつい毎日になることが考えられます。
通勤時間も考慮する必要がある
ただでさえ重労働になりがちな看護師の職務では、体力面も精神面も削られやすいですし、それに加えて負担の大きな通勤は、時に自らを退職に追い込むことにもなりかねません。
もしも家からの距離があるようなら、思い切って志望病院を変えるか、あるいは引越しをして通勤に掛かる負担を減らすのが無難と言えそうです。