病院の人間関係はドロドロしている
怪我や疾患の治療のために非常に重要な存在である病院では、患者に対して医師や看護師はにこやかに対応してくれることが多いです。
しかし、働く側である医師や看護師同士の人間関係はというと、必ずしも良好とは言い切れないのが実態です。
人間関係の悩み
すべての病院やクリニックにおいて人間関係が悪い、ドロドロしているとは言いませんが、悪いことが多い、人間関係に悩みを持ち辞めてしまう看護師も少なくないということは事実といえます。
人間関係の悩みとして下記のことが多く挙げられます。
・上司や先輩の態度が怖い。
・自分の意見をいうことができない。
・指導を仰ぐことができない。
・陰口を言われていることがつらい。
これらは看護師だけに特有な悩みではありませんが、看護師の仕事はチームで行うことが多いので、人間関係の悩みが仕事のクオリティに直結することも多く、顕著になりやすい傾向があります。
いじめや孤立
陰口や態度が悪い、怖いといった人間関係の悩みは、次第にいじめや孤立といった問題へとつながっていきます。
いじめや孤立といったことになると、さらに看護師同士の仕事の連携に支障をきたすでしょう。
また、人間関係が悪いと、ストレスから患者に対して丁寧な対応ができないといったことにもなりかねません。
人間関係が悪いと、結果として、病院全体の質の劣化といった事態につながります。
そのようなことになる前にドロドロした人間関係の悪さの改善が必要です。
▼看護師のいじめについての詳細の記事こちら
医者との人間関係が疲れる
看護師の人間関係の悩みは様々です。
看護師同士の人間関係で悩むこともあれば、患者との人間関係に悩むこともあり、そして医師や研修医との人間関係で悩む看護師も少なくありません。
医師の態度
医師の仕事にも、看護師の仕事にも互いの存在は欠かすことはできませんが、医師の態度の悪さとそのような医師との人間関係を続けていくことにつかれたという悩みを持つ看護師は多くいます。
特定の看護師への医師の高圧的な態度が当たり前になると、周囲の看護師たちとの人間関係が悪化して孤立するといった事態にもつながります。
孤立してしまうと、仕事をするうえでの連携が取れなくなるほか、ストレスもたまり、患者に対して丁寧な対応ができないといった弊害につながりかねません。
医師のプライド
このような人間関係の悩みの根幹には、医師のプライドの高さなどが関係しているといわれることが多いです。
看護師は医師の補助をするため、医師の指示をもとに仕事をすることが多いので、医師の方が看護師よりも立場が上であると勘違いする医師は多いとされています。
しかし、実際のところでは、看護師にしかできない仕事も多ければ、看護師がいなければ医師の仕事がスムーズにいかないといったことも多いです。
特に、外来診療では、患者の対応の大部分を行う看護師の存在が必要不可欠といえます。
看護師と医師は、お互い持ちつ持たれつの対等な存在といえるでしょう。
▼医師と看護師の関係についての記事はこちら
病院内で孤立するとヤバい
看護師が看護師同士や医師との人間関係に悩み、問題が悪化すると、病院内で孤立する可能性があります。
同僚の間で悪口の標的になったり、上司や先輩からのパワハラの標的になったりすると、ほかの看護師たちも自分が標的になりたくないがために、関係が薄弱となり、次第に孤立してしまうでしょう。
孤立すると発生する弊害
病院内で孤立すると、様々な弊害が発生します。
まず、看護師の仕事は、決して一人で行うものではありません。
看護師同士が連携をして、多くの患者たちのサポートをするものですが、孤立してしまうとそれらの連携がうまくいかないことになるでしょう。
場合によっては、連係不足によって発生したミスの責任を一人で負わされる可能性もあります。
また、孤立してしまえば、有意義な発言をしたとしても採用してもらえない可能性が高いです。
孤立してしまうと、看護師として職場に貢献できません。
孤立したら相談する
これらの孤立による問題が発生した場合には、看護師長など看護師を取りまとめる立場の人に相談することが必要です。
あるいは、病院内に設置されている相談窓口に相談するとよいでしょう。
師長は、看護師を取りまとめて、看護師たちの仕事をスムーズにすることも仕事のひとつであるため、問題改善に動いてもらえるでしょう。
相談窓口では、改善のための体制づくりや人事によって問題の改善に取り組んでくれます。
人間関係を良くする方法
人間関係の悩みはつきないですが、この問題は放置しても悪化するばかりなので、自ら改善に乗り出すことが必要です。
改善のための方法はいくつかありますが、まずは一人で抱え込まないということが必要となります。
上司や相談窓口など、直接問題に関わらない第三者へと質問することがコツです。
相談すると、客観的な意見をもらうことができるほか、悩みを聞いてもらえるだけで気持ちが軽くなることもあります。
褒め上手と聞き上手
また、人間関係を良好にするために、自身の行動を変えてみるという方法もあります。
人間関係改善のコツとしては、褒め上手、聞き上手になるということです。
看護師の人間関係が悪くなる理由のひとつが、仕事がハードでストレスが溜まり、人につらく当たってしまうというものが挙げられます。
このため、同僚や上司の言葉を聞き、褒めて、積極的なコミュニケーションをとるだけで人間関係が良好になることもあります。
相手の気分を良くする
自分の愚痴や話を聞いてくれる人はありがたい存在です。
相手の気分を良くする言葉を使うということは、人間関係の良好化には必要でしょう。
このほか、自分の素直な言葉を伝えることもコツです。
相手の言葉を聞き、褒めるだけでは、ストレスが溜まります。
自分の素直な本音を伝えて、自分の意見が受け入れられる環境を作るとよいでしょう。
看護師はストレス発散が大切
看護師の仕事を続けていくうえでは、ストレスを発散すること、ストレスとうまく付き合っていくためのストレスマネジメントが非常に重要です。
人間関係の悩みは、一時の問題ではありません。
看護師を続けていく限り常に付きまとう問題でしょう。
また、人間関係の悩み以外にも、看護師には様々な悩みがあります。
仕事がハードであること、新しい知識を身につけることなどがあげられます。
ストレスを発散すること
これらの悩みにつぶされないためにも、ストレスを発散するよい方法を知っていることが重要です。
ストレス発散やストレスマネジメント、仕事前の倦怠感に悩まされないために有効な方法のひとつが、よく睡眠をとるということです。
体に疲れが残っている状態で仕事に向かうと、それだけでストレスになります。
疲れが残ったままであると、周囲の人に対しても寛容な気持ちになることができず、些細なことがストレスになるでしょう。
趣味を見つける
この負の連鎖を断ち切るためにも、出勤前にはしっかりと睡眠をとることが重要です。
また、リフレッシュすることができる趣味を見つけるということもストレス発散に役立ちます。
仕事の疲れをやわらげるような趣味、没頭することができる趣味があると、仕事と私生活のメリハリも付き、ストレス発散にも役立つでしょう。
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